よみがえる太古のロマン             

指導員研修会
開催日
 2004年12月4日(日)
場 所
千葉市若葉区 加曾利貝塚公園
講 師
千葉市立加曽利貝塚博物館 
副館長  村田六郎太氏
参加者
指導員16名 一般6名 計22名    
担当指導員
盛一昭代
世界最大規模の縄文時代の遺跡がある加曾利貝塚公園で指導員研修会が開かれました。講師に加曾利貝塚博物館の村田副館長をお招きし、「加曾利貝塚と自然環境の復元」をテーマに遺跡を案内していただき、現地で貴重な講義を拝聴しました。特に遺跡の環境を復元するのに不可欠な各種科学分析法について解説していただき、その成果に基づき“加曾利貝塚が築かれた頃の自然環境がどのようなものであったか”についての講義に聴き入りました。参加者一同、時が経つのを忘れ、しばし太古のロマンを楽しんだ研修会でした。
 (報告・写真 小西博典)        

“考古学は近年関連する科学分野の協力を得て進めています。”関連分野の様々な分析法について説明する講師

現地ボーリング調査結果や珪藻分析結果などを基に当時の地形、川の状況、生活環境などの説明を受ける

南貝塚の貝層について説明を受ける“南貝塚は何らかの儀式として約2千年かけて造られたとも考えられますよ”

北貝塚の貝層断面について、南貝塚との違いについての解説や当時の生活についての説明に聴き入る指導員

花粉化石の分析などにより縄文時代の植生を復元した公園の林の再生について話し合う