第192回昭和の森自然観察会
「ルリビタキ(青い鳥)とジョウビタキ(赤い鳥)をさがす」
開 催 
平成19年12月9日(日)晴
担当指導員
坂本文雄 谷英男 木下順次
参加者 
大人62名 子供5名 計67名
指導員17名 合計84名
(報告 木下順次)
 木々が落葉し、林床にまで明るく日が差し込みはじめると、夏の間は姿を見つけるのが難しかった野鳥たちを探し出しやすくなります。また夏の間涼しい高原ですごしていた高原性の鳥たちが里に降り、また大陸からは越冬のためにたくさんの渡り鳥たちがやってきます。寒い中でじっとしているのはすこしつらいですが、だから冬はバードウォッチングにとって最適な季節です。
当日は晴れたもののやや風が強くあまり多くの野鳥には出会えませんでしたが、セキレイやカワセミ、モズなど様々な色の鳥たちを見ることができました。
今回のテーマとなったルリビタキ(青い鳥)とジョウビタキ(赤い鳥)もここ昭和の森自然公園においては、そんな冬のバードウォッチングで出会うことのできる代表的な鳥たちです。
鳴き声から、必ずこの広い公園の中にいることはわかっているのですが、今回はその姿を見つけられなかったルリビタキ。右はそんなルリビタキが好むやや薄暗い斜面林で、参加者の皆さんが全員耳を澄ませて鳴き声を捉えようとしている場面です。

今回の観察会では、色を切り口に野鳥たちを見ていただきましたが、大きさや姿かたち、鳴き声、飛び方など様々な特長をもつ野鳥の観察は初めての方からベテランの方まで経験に応じていろいろな形で実践していただける自然観察の一つです。これをきっかけに参加者の皆さんが野鳥観察に少しでも興味を持っていただけたらと思います。