第187回昭和の森自然観察会「オニヤンマに逢おう」
開 催 
平成19年7月8日(日)
担当指導員
花島伸美 山下美佐子 山田益弘
参加者 
大人23名 子供17名 計40名 エコマインド3名 指導員28名 合計71名
(報告 花島伸美)
 「オニヤンマ」といえば、夏のトンボの代表、子どもでも大人でも一度は捕って、じっくり見てみたいと思う、日本一大きなトンボです。
 昭和の森でも、菖蒲田脇の水路の砂泥底の中で、成長したヤゴが2〜4年で羽化し、青空を悠々と飛翔する姿が見られます。ちょうど7月頃から羽化し始めるので、その姿をじっくり見てもらうのが、今回のテーマでした。
ところが、観察会前日まで、オニヤンマの成虫や羽化殻が確認できず、当日のたくさんの参加者の目に頼ることになりました。その願いが叶い、午前中・午後と、羽化直後や羽化して翅を樹上で休めている姿や、空高く飛んでいる姿を見ることができ、皆が歓声を上げました。キラキラ輝く翅や黄色と黒のはっきりした縞模様は、どの参加者にも印象深く残ったことでしょう。
今回の観察会では、2歳〜小学生の子どもが参加者の約半数を占めたので、捕虫網を使って自分たちの手でトンボを捕り、じっくり観察できるようにしました。一匹ずつ捕まえて、周りの大人達と一緒に観察して、翅の使い方がチョウと違うこと、翅を休めた姿、オスとメスの違い、胸の縞模様、目の位置の違い、脚の使い方などいろいろなことがわかったようでした。
当日は、オニヤンマも含めて、13種類のトンボを確認することができました。大人は童心に返り、子どもはトンボを身近に思えた1日でした。
当日確認できたトンボ:オニヤンマ,ノシメトンボ,コノシメトンボ,ナツアカネ,マイコアカネ,シオカラトンボ,オオシオカラトンボ,ショウジョウトンボ,コシアキトンボ,チョウトンボ,ハグロトンボ,アオモンイトトンボ,オオアオイトトンボ