第38回 SSSN勉強会
「自然観察と教科書について学ぶ」
開 催 
平成19年3月17日(日)曇り(一時雪)
講  師  
河添 寿子・ 佐口 美智子
参加者 
指導員 20名  一般参加者 6名 合計 26名
 「自然観察の手法と教科書の学習内容を学び、プログラム作りをしましょう」
一時初雪(みぞれ)の降る中、四街道市和良比小学校のフィールドである、美しが丘第三近隣公園で開催された「小学校自然観察支援勉強会」に参加しました。
午前中は河添先生による、実地の勉強。「自然とは何?」と問いかけ、一緒に考えるところからスタートしました。
・子供たちと話をするときは、輪になってと輪になる練習をし一対一のコミュニケーションの場をつくる。
・歩く時は5歩以上離れないでと「5歩」をキャッチフレーズにチームワークでまとめていく。
・公園内の樹木を見て体でスケッチしてみようとリラックさせる(体操)
・五感を使う練習をし観察は五感でと体感させる。
・サンプル、資料の活用はポイントであり、事前に準備すること。道具、薬など人に利用されているものなど身近に理解できる(クスノキと樟脳など) 
・危険な昆虫、植物については、写真や図鑑などを用いて教えること。(イラガ、チャドクガなど) 自然を良く知ることで安心して自然に触れることができる。
・植物、昆虫などの名前を知ることだけが観察ではなく、それらの関わり(つながり)、や多様性に興味を抱くようにする。
等々、子供たちをリラックスさせ、惹きつけ、何だろう、どうなっているのだろうと考え発見する感動に導いていく手法、大変新鮮であった。
午後は、佐口先生による、小学校の教科書についてのお話を聞き、それに基づいて4班に分かれ、実際の教科書を使って1年〜4年生を対象とした観察会プログラムフォーマット(テーマ、ねらい、時間の流れ、活動内容など)を討議し作成、班毎に発表を行った。
教科書は子供と指導員のコミュニケーションの手がかり
〃 学校と指導員が情報を共有する媒体
〃 指導員の活動の目安
2年生の生活科と3年生以上の理科(科学的思考)との違いや、総合学習とは何か等、初めて知ることが多々あり今後の活動に有意義な一日であった。
(報告 栗山 忠俊)