第28回 東葛しぜん観察会 「三番瀬: 生き物ウォッチング」
開催日:
平成18年8月27日(日) 10〜13時
参加者:
  一般16名(子ども7名)、 指導員 12名、会員外1名
担当指導員:
岩根悦子、田口信一郎、田島正子、
開催場所:
ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市)
(記事・写真: 三嶋秀恒)
干潟とは、潮が満ちると水に覆われ、潮が引くと現れる砂や泥地です。三番瀬は浦安・市川・船橋・習志野の埋立地によって囲まれた干潟(140ha)です。プランクトン・海草・底生生物・魚・鳥など多様な生き物の生息地で、食物連鎖が多様で水質浄化にも役立っており、シギやチドリなど多くの渡り鳥の渡来地になっています。
<参加者の感想と質問>
1. タマシキゴカイは砂の中にもぐってプランクトンや有機物をろ過する干潟の掃除屋さん
ゼリー状の水風船みたいな卵のう、お菓子のモンブランみたいなウンチを初めて観ました。
2. マテガイは細長い殻の2枚貝、穴に食塩を入れると塩分の濃度変化に驚いて頭を出す、ス〜っと突き上げてくるのがおもしろかった。穴を見つけてシャベルで掘り起こしてたくさんゲットした。
3. マテガイの食べ方は?
 煮たり茹でたり。殻付きのまゝ強火で焼いて醤油と酒を混ぜたのをジュ〜っと注いで、食べる。
4. 海水浴の砂浜との違い?
 干潟は生物多様性があって、有機汚濁を二枚貝やゴカイなどの底生生物が食べることで水がきれいになり、バクテリアの脱窒作用で浄化されます。
5. 子どもたちは観察よりもヤドカリやマテガイ掘りに夢中で、楽しかった!
6. 大人たちは遠くのミヤコドリ、シギ、チドリ、近くでウミネコやカワウを観察できました。
7. 指導員の手際よい段取りと、素晴らしい資料や説明に感謝です!