第175回昭和の森自然観察会「どろだんごをつくろう」
開 催 
2006年7月9日(日)曇
担当指導員
 上田弘子 小西博典
参加者 
大人60名 子ども85名 計145名
    指導員19名 合計164名
(報告 上田弘子)
 梅雨の合間、天気予報の雨もどこへやら。うすぐもりのしのぎよい気温に誘われて大勢の子供連れの参加者で大賑わいの観察会となりました。
昭和の森の展望台から眼下に広がる九十九里平野を見渡し、遠くかすむ太平洋、昭和の森を分水界として太平洋に流れ込む小中川、樹枝状に入り込んだ谷津田と標高101mの下総台地からのパノラマの様な眺望を楽しみました。台地と九十九里沖積地を分ける東金牛久崖線。この崖までが、太古海だったという貝化石層を見学しました。
 千葉県中央博物館の上席研究員大木淳一氏より伝授の即席どろだんご作り。関東ローム層の赤土が露出した崖から思い思いに採取してきた土で、まずは土台作りです。手のひらで根気良く転がして、まあるく、まあるく固まるで握り、形つくりです。次に固まっただんごに乾いた土をかけながら乾燥するまで握りしめる作業を繰り返し、最後に乾燥した“だんご”をジャージ等の布で磨いて完成です。短時間のうちに全員“どろだんご”を作り上げました。           


(写真 奥村 昭氏撮影)
小さい子供達から童心に返ってお父さん、お母さんまでが“どろだんご”づくりに熱中した楽しい観察会でした。