第8回 昭和の森 こども観察会
「体いっぱい楽しもう、感じよう、秋の森」
実施日 
平成17年11月5日(土)晴
参加者 
子ども 36名  保護者34名
          計 70名
指導員 13名
担当指導員 佐野由輝
(報告 花島伸美)
 心配されたお天気も、雲ひとつなく暖かい一日となり、気持ちの良いスタートとなりました。
 五感で感じる秋ということで、まず、恒例の『自然観察体操』で「観る」「聞く」「触る」「嗅ぐ」「味わう」の五感のアンテナを張り巡らしながら、秋探しをしました。
最初に、『太陽の広場』で、カキ、ケヤキ、お茶の花、カツラ、クロモジ、ムラサキシキブ、アキニレなどの花や葉・実を拾って、匂いを嗅いだり、鳥になったつもりで味わったり、ルーペでよく観察したりして、新発見をしました。特にカツラの並木の下では、『キャラメルのような』『おせんべいのような』『甘そうな』匂いを堪能し、「これが匂うよ」と色や形で匂い比べをしました。
 その後林に入り、落ち葉をめくって、堆肥として、樹木の栄養となる葉の分解の過程を観察し、誰が分解するのか、どんな良いことがあるのかを考えました。市町村の森では、ダイオウマツの『松葉相撲』、クヌギやコナラ・マテバシイのドングリの違いやドングリの芽生えを発見しました。小さなドングリが大きな木になるまでを想像しました。
昼食後の第二部では、拾ってきた自然物を幹の輪切り(直径5cm程度)に好きなように、配置して工作しました。『ウサギ』『女の子』『ケーキ』『船』『時計』等、子どもの想像力あふれる作品に“ドングリ眼”の大人たちでした。
 最後に、袋の中に3種類の自然物を入れた
『当てっこゲーム』をしました。袋の中に手を入れて手探りで、同じものを森の中へ行って探してきて、当てるというゲームでした。子ども達のものを触って、『これだ!』と閃いた時の喜びが伝わってきました。触角の鋭さに改めて感心しました。
 今回『昭和の森自然博士』に9名の子ども達が認定され、認定証と記念品が授与されました。参加者からたくさんの拍手をもらっていました。次回も続々と受賞者が出ることを期待しています。
 五感をフル活用、楽しい秋を満喫し、それぞれの力作を土産に解散しました。