第168回昭和の森自然観察会「冬から始まるカモのつがいづくり」
開 催 日 平成17年12月11日(日) くもり
担当指導員  谷 英男・田中玉枝・寺野淑子  
  参加者 大人14名 子ども1名 計15名 指導員24名 合計39名 
(報告 上田弘子)
 12月は北の国から渡って来たカモたちがテーマの観察会。カモの集まる下夕田池まで、昭和の森で生活している鳥たちを探して観察しながら歩きました。
 肌寒いくもり空の午後、鳥たちが姿を見せてくれるか心配しましたが、各所でいろんな鳥たちに出会い、スコープを通して眞近に見る鳥の姿に感激の声が聞かれます。鳥に食べてもらう為、赤い実をつけたり、おいしくしたり、実をつける時期を遅らせたりといろんな工夫をしている植物の話、えさを取る為の口ばしの違いや特徴、砂のうの働き、鳴き声での鳥の見つけ方、物差し鳥の話等を聞きながらの観察です。大きな少し朽ちかけたスギの木にコゲラが開けた穴を見て、コミュニケーションとしての音の違い、エサを取った穴と巣穴の違いを確認しました。
下夕田池では、オシドリのつがい、マガモのつがいが見られ、オスの美しい姿が印象的でした。カワウ、オオバン、アオサギ、カルガモ、ゴイサギ、ホシゴイ、ハクチョウ、アヒル、セグロセキレイ、カワセミを観察。えさの種類、くちばしの違い、泳ぐ為の足の形の違いを見ました。
コゲラ、ハクセキレイ、キセキレイ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、カワラヒワ、ムクドリ、ジョウビタキと多くの鳥たちに出会い、鳥たちが身近に感じられた観察会でした。