第162回昭和の森自然観察会「池や川の仲間たち」
開 催 日 
 平成17年6月12日(日)
担当指導員 
 長内悦子 小橋一民 
 小林義和 佐藤満由美
参 加 者 
 大人21名 子ども15名 計36名
 指導員21名 他1名
(報告 上田弘子)
 梅雨の合間の晴れた青空に恵まれた6月の観察会は、池や川の仲間たちです。中菖蒲田、下夕田池、小中川上流を観察ポイントに3班に分かれて、川や池の生き物調べ、水質の検査をしました。小中川上流では川に入っての観察です。上流部は鉄分を好むバクテリアの発生で赤く染まっています。この川にどんな生き物がいるのでしょう!
手に、手に網を持って、流れの中、流れの淵、石の下と生き物調査です。
「いた、いた」、「見つけた」と子供たちの歓声が上がります。清流に生きるヒガシカワトンボを見つけた男の子、石の下で大きなサワガニを見つけた女の子。
オニヤンマのヤゴ・ドジョウ・ヨシノボリ・ヘビトンボの幼虫・ザリガニ・カワニナ・ミズムシ・後足の出たオタマジャクシ。思ったより多くの生き物が生活していました。レンズを通して見たオニヤンマのヤゴの顔にビックリしたり、この川の流れが小中の滝から小中池、小中川、南白亀川を経て太平洋に流れていると聞き雄大な気持ちになると言うお父さんの声。もっともっと川遊びがしたいなあという思いを残して川から上がりました。
下夕田池の側では小中川上流で採取した水と池の水の水質検査をしました。試薬を使って、Ph・CODの検査で色の変化を見たり、電気伝導度・透視度・水温を調べました。
 川遊びが出来る水辺が少なくなっている昨今、子供たちの生き生きとした姿と、童心に帰って一緒に川に入った大人と貴重な体験をした観察会となりました。