149回 昭和の森自然観察会『恋する小鳥たち』

平成16年5月9日(日)

担当 渋谷雄二 谷英男 寺野淑子
今年1月の昭和の森自然観察会「会えるといいね!冬の鳥」に続いて、5月も鳥の観察会が昭和の森で開かれました。この時期、小鳥たちにとって子育てにもっとも適しており、昭和の森でもいろんな鳥たちの恋のさえずりを聴くことが出来ます。テーマも「恋する小鳥たち」です。
 観察会当日はあいにくの小雨まじりの天気でしたが、たくさんの熱心な方々が参加して下さいました。担当指導員から“小鳥たちの恋のじゃまをしないよう、そっとのぞいて観ましょうね!”の挨拶の後、3班に別れて観察会の始まりです。
鳥を観察中の写真
立ち止まり、静かにじっと耳を澄ましてヤブサメの鳴声やメジロのさえずりを聴き、双眼鏡でカワラヒラが草原で遊ぶ姿や、ハクセキレイのおしゃれなフアッションに見とれ、雨に濡れるのも忘れ熱心な観察が続きました。観察の合間に、指導員から小鳥の恋愛入門“メスにもてるオスの条件”についてのユーモラス&ユニークな説明に納得と笑いの輪が広がり、“人間も鳥と同じだなあ!”との男性参加者のつぶやきに一同大笑いでした。鳥たちのデイスプレー、さえずり、求愛給餌、求愛ポーズ等の説明に、“今まで何気なく聴いたり、観たりしていた鳥たちの姿や行動がよく理解出来、親しみをもって観察するようになりました。”との参加者の感想が多く聞かれました。

(参加者 大人25名 こども8名  計33名  指導員 21名)報告者 小西博典