第139回昭和の森自然観察会
「くすりになる草木」

7月13日(日)実施

     報告 大多和重勝

 7月の昭和の森自然観察会が「薬になる草木」をテーマに開かれました。
 梅雨の最中、テーマに関心があってのことか、多数の参加者に指導員も自ずと熱が入り楽しい観察会になりました。デモンストレーションとして、薬用植物の生標本、幾種類かの生薬(マオウ・カンゾウ・センブリ・リンドウ・ドクダミ等)、指導員抽出の樟脳、ニッケイ酒、ビワ茶(暑気中を防ぐ)等々を取り揃えました。 第139回昭和の森観察会「薬になる木」説明風景
 薬草代表のドクダミ・ゲンノショウコ・オオバコ・ヨモギの薬効及び展示資料の解説の後、靴底に“ビワの葉-疲れを癒す”を敷いて観察に入り、途中の降雨にも負けず丹念に耳目を働かせ熱心な観察が続きました。観察終了後擦り寄る子供さんが開口一番、“ああ疲れた!だけどこっちの足は大丈夫”と靴底にビワの葉をしのばせた方を指したのには正に感動!“これまでは植物の名前を覚えることに注意が向いたが、それぞれの植物の存在がどういうものか改めて認識させられた” との終了後の参加者の感想に指導員として歓びを感じた観察会でした。

“自然観察からの教え”を肌に感ず!
“改めて知る植物との密接な関り、 
生命のつながり・生命の源−植物によって
生かされている”を知る

参加者 大人38名 子供21名 
指導員21名 
 

担当;盛一・麦野・大多和