第137回昭和の森自然観察会

5月11日(日)
小西博典
 5月の昭和の森自然観察会は11日に開かれました。トンボは春夏秋冬全ての季節にみられますが、今回の参加者の中にも“春にトンボが見られる事を初めて知った”と数名の方が言われたように、春のトンボは馴染が薄いようです。
今回の観察会では昭和の森を特徴づける『春一番のトンボ・ご三家』、シオヤトンボ・
ヒガシカワトンボ・ヤマサナエについての紹介・観察が行われました。なかでもヒガシカワトンボは清流に生息する種でのトンボがいる限り清流といえるのです。

トンボを探す参加者たち
“昭和の森には現在ヒガシカワトンボやヤマサナエが多数生息しており、これら貴重なトンボが生息している事が重要なのです。湿性植物園の中に現存する流水路を巡る自然がすばらしいのです。このかけがえのない自然と環境を守ることこそ大切だという認識を持って下さい。” 互井指導員の説明に一段と熱がはいりました。

現在調整池の築堤工事が進められており、計画では本年9月末には堤体土盛工事が完了する予定との説明を受けています。今後の進捗状況にあわせ湿性植物園およびカタクリ移植地域の自然環境への影響等注意深く観察していきたいと思います
(参加者 大人38人、子供15人、指導員21人)
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