昭和の森カタクリ観察会

4月4〜6日、11〜13日
小西博典
 春の昭和の森恒例となった『昭和の森カタクリ観察会』が、4月4日〜6日・11日〜13日に開催され、述べ     人の参加者でにぎわいました。
この観察会は、毎年6月に開催される『昭和の森ゲンジボタル特別観察会』と同様に特別な目的で企画されたものです。

 即ち、土気東地区区画整理事業として宅地開発が計画され、その調整池の一部が昭和の森のカタクリ群生地に掛かり、調整池の排水の一部を常時昭和の森湿性植物園に流す計画になっていました。

パネルにて活動紹介
 千葉県自然観察指導員協議会は、当時の千葉市長に計画の中止を申し入れましたが、計画は続行され環境影響評価(環境アセスメント)手続きが行われました。
 当協議会としては、昭和の森の貴重な自然を保護・保全するよう市・事業者に対し各種要望及び提案を行い、活動を進めてきました。その活動の一環として、緑公園緑地事務所との共催で“カタクリ観察ガイド”・“ゲンジボタル観察会”を行い、貴重なカタクリの群生地・ゲンジボタルの自生地について市民の皆様に広く知ってもらい、その保護・保全の為の環境対策、水質・水路及び里山管理の必要性を理解していただくよう努めてきました。
このような活動により、調整池築堤部に群生するカタクリたち貴重な植物群の移植も昨年9月に無事完了し、今春その可憐な花を咲かせて観察会に参加した人々を楽しませてくれました。

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