第144回昭和の森自然観察会 「里やまのくらし」

平成15年12月14日(日)

(担当 大多和 楠元 田口)
 12月の昭和の森自然観察会が14日、里やまのくらしをテーマに快晴の昭和の森で開かれました。メインは、わらに親しみ、里やまのくらしを少しでも体験してもらうための“わら打ち・縄ない・結き”の体験実習です。
 実習に入る前に、指導員のおじさんから里やまのくらしの説明がありました。“お米の出来るまでや稲と生活について、昔と今の違い等を解かり易く解説してもらい、里山のすばらしい文化、里山の自然を守る大切さが良くわかりました。”との参加者の感想に指導員の顔もにっこりです。
縄づくりを見る子供達の写真
 さて、いよいよ手縄作りに挑戦です。小さいこどもさんからおじいさんまで指導員の実技指導を食入るように見つめ、おもいおもいにわらを掴み作業開始です。わらを初めて触る子供さんも多く、見よう見まねで“わらすぐり”から始めました。水打ちし、わら打ちしたわらの柔らかさに感嘆し、活き活きと作業に専念していました。次は難題の“縄ない”です。指導員やお父さん、おばあさんから手取り足取り教えてもらい、最初は戸惑っていましたがすぐに熟れ、皆何とか手縄を綯うことができました。
 真っ赤になった掌をほっぺで暖めながら縄を得意そうに見せる子、皆で作った長い手縄で縄跳びを楽しむ家族、お母さんに手をひかれ自分の作った手縄を大事そうに持って帰る親子、とても楽しい観察会でした。

(参加者 大人16名 こども16名 計32名  指導員 24名)  報告者 小西博典