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207回昭和の森観察会   啓 蟄・春の目覚め
開 催 日  :
平成21年 3月8日(日) 天気:曇り雨   
担当指導員:
佐藤 哲司 八木 千里
参 加 者 :
雨のため午後の観察会は中止
午前の研修会
指導員26名  記録:佐藤一枝
啓蟄: 虫というと昆虫をイメ−ジしますが、まだ寒く出てきません。
曇りで寒いですがカエルの卵塊、越冬の幼虫、草芽の色はどんな色?午後から参加者と一緒に目覚めの喜びの体験をと、心はワクワクで「虫の好きな子・お花の好きな子よっといで」の内容の観察会です。
午後は冷たい雨になってしまって。本当にがっかりしました。
特に子どもたちと一緒にしたかったのに残念!残念!・・・・

昭和の森も目覚め、指導員も目覚め・・・・身も心もうきうき・サア活動開始!!

 卵塊はみつかるかな 冬眠していたニホンアカガエルが産卵のため出てきて--卵を沢山産んで、又帰って行きました。
ニホンアカガエルは、明るい斜面林・池沼・水田周辺の草むらや湿地の周辺に棲み、本州に棲むカエルでは、1番早く出てきて産卵し又帰っていきます。普通は水の張った水田に、湿地の水溜りに産卵します。このあたりは棲むのにはいいですが、産卵に適しているかな?田んぼには水が溜まっていませんね。

花の色合わせ、オオイヌノフグリは水色系

ドングリは紅赤---この辺はピンク系
???なかなか同じ色はありません。近い色を見つけましょう。

越冬している虫の観察のために用意された朽木の箱、どんな虫がいるでしょう。
朽木を手で割ってみるとオツ、小さい幼虫がいます。クワガタの幼虫です。

腐葉土の箱を探ってみると、デブッチョでコロンとした幼虫が出てきました。
腐葉土を食べるカブトムシです。茶色の点に見えるのが気門です。

カブトムシとクワガタの幼虫の見分け方は、頭の艶とお尻で見分けます。
クワガタは葉頭に艶なしお尻の形は縦割です。

カブトムシは頭に艶あり、お尻の形は横割。

枯葉に下に同じ形の幼虫2種類。どんな虫になるんだろう?
背中突起4つ、国蝶のオオムラサキの幼虫です。

こちらは背中の突起3つでゴマダラチョウの幼虫です。

この卵塊(1匹のニホンアカガエルが生んだ卵の集まり)の中に何個の卵
あるでしょうとみなで予想しあう。300〜1200個 

1円玉は1g卵何個分かな?4〜5個くらい?
分けて数えてみると826個でした。全体の卵を量ると222gでした。
 1gには卵3.7の計算になりました。
私たちのために虫さん卵さんありがとう。
担当指導員は用意してきたものなので、元の場所に返します。