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自然観察ちば25周年記念行事 尾瀬研修自然観察会
開 催 
平成20年7月16日(水)〜17日(木)1泊2日
講 師 
前田佳胤氏(当協議会会員NPO尾瀬自然保護ネットワーク副理事長 尾瀬自然保護指導員)
前田悦子氏(当協議会会員 NPO尾瀬自然保護ネットワーク 尾瀬自然保護指導員)
参加者 
協議会会員 22名  一般3名  計25名
担当指導員
小西博典 前田佳胤
行 程 
1日目 鳩待峠 → アヤメ平 → 富士見峠 → 富士見下 → 尾瀬高原ホテル(宿泊)
2日目 鳩待峠 → 山の鼻 → 尾瀬ケ原 → 鳩待峠 →帰路
(写真・報告 小西博典)
 自然観察25周年記念行事の一つとして、自然保護運動の原点「尾瀬」を訪れ「尾瀬の自然とその保護」をテーマに尾瀬研修自然観察会が1泊2日の日程で開催された。
 全行程中快晴に恵まれ、湿原や池塘に生息する植物や動物を観察し、尾瀬の自然の雄大な景観を十分楽しむことが出来た。しかし今回の研修観察会は単に動植物の観察や景観を満喫するのが目的ではない。自然破壊とその修復について、講師の前田ご夫妻のガイドで昭和30年代の自然破壊とその修復状況などの説明を受け、現地を観察し、一度破壊された自然を元に戻すことの難しさ(不可能?)を目の当たりにし、自然保護・保全の大切さを改めて痛感した研修観察会であった。

一日目

尾瀬への車中で前田講師より「尾瀬の自然とその保護」についての講義を受ける 

ダケカンバ、ブナなどの森林を通りアヤメ平に向け出発
 途中木道脇の林床に生息するギンリョウソウなどを観察しながら歩を進める

森林を抜けると景色が一変し、横田代湿原の景観が視界一杯に広がる

湿原に生息する植物を観察し、遠くの木に止っているビンズイを観察する

快晴の横田代湿原で至仏山を脊にワタスゲの穂に囲まれて記念撮影
(写真提供 小林義和氏)

昭和30年代のアヤメ平自然破壊の修復 ミタケスゲを植栽し復元を図るが・・・

水面に映る逆さ燧ケ岳の景観を眺める

自然観察ちば25周年を祝し、研修会の無事を祈って乾杯!

二日目

宿舎前での早朝観察会 ニュウナイスズメなど観察する

鐘を鳴らし熊への挨拶?を済ませ山の鼻に到着 いよいよ尾瀬ケ原へ

前に燧ケ岳 後ろに至仏山 一面に広がる尾瀬ケ原 
  景観を満喫しニッコウキスゲにカメラを向ける

前田講師より至仏山東面登山道の植生破壊状況とその対策等の説明を受ける

池塘の浮島とヒツジグサ オゼコウホネは?

無事研修会を終え、帰路のバスの中では山田さんのクイズを楽しむなど
リラックスムード