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平成18年度第3回ふれあい自然観察会
       「大草谷津田いきものの里自然観察会」
開 催  
平成18年11月18日(土)晴
担当指導員
石嶋基次
主 催  
千葉市環境保全推進課
委託協力 
千葉県自然員指導員協議会
参加者  
大人26名 子ども5名 計31名
指導員10名 環境保全推進課 2名 合計43名
本年5月に続いて、ふれあい自然観察会が、秋の里山風景の美しい大草谷津田いきものの里で開かれた。新緑が美しく、春の息吹を感じた前回とは異なり、少し色づき、落ち着いた風情を感じる、晩秋の里山・谷津田の自然を、じっくりと観察していただいた。
いきものの里の開設以来、田んぼや里山、観察グループなど多くのボランティアの方々が活動されている。お米を作ることが目的ではない。谷津田の休耕田化、田んぼの乾田化が進む中、昔ながらの方法でお米を作り、田んぼを維持し、里山の整備を行う。これら活動により、里山からの湧水がつくりだす清流や水田が豊かな生態系を育む。生物多様性ちば県戦略の策定が進められている中で、一般社会生活の中では難しい里山・谷津田の維持管理を、土地所有者の方々のご理解の下、ボランテイア活動として推進していることは意義深い。
現在、千葉市環境保全推進課ではこれらボランテイア活動への参加者を募集しており、応募者を対象に講習会も行っている。一人でも多くの方々が仲間になって活動してくだされば大変うれしく思います。
(写真・報告 小西博典)
      
                
説明を聞く参加者の写真20名写っている
観察会スタート前の説明      
     今日はどんな自然とのふれあいが楽しめるかな

野鳥の図を見ながら子どもが質問している写真
大草谷津田いきものの里ではどんな野鳥が観られますか?

ニセアカシアの葉で遊んでいる写真
ニセアカシアの葉で草花遊びを楽しむ     
      誰の葉っぱが最後まで残るかな?

枝そっくりのホソミオツネトンボの写真
あれ!これ枝?とんぼ? ホソミオツネントンボだよ

落ち葉の標本を見せている写真
落ち葉の標本を示し、色づくしくみを説明する指導員

自噴井の水温を測っている写真
自噴井から噴出するきれいな水の温度は何度でしょう?

小川で土壌を探している写真
清流の里川にはいろんな生きものが 
    ほら!あそこにドジョウがたくさんいるよ

捕獲した水槽にいれた生き物を見ている写真
捕獲した田んぼや清流に棲む生きものを観察し、
         元の場所に返してあげる

子どもに水質検査を見せている写真
子供さんと一緒に水質比較検査を行い、湧水のきれいさを確認する

田お越しの終わった水田と小川の写真
田起こしが終わった水田や林縁を流れる小川を観察し
         その重要性を認識する

炭焼き釜跡の写真
台地を上がり、炭焼き釜跡を観察し、当時の生活に想いを馳せる