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第166回昭和の森自然観察会 
「たねのふしぎ」
開 催:
平成17年10月9日(雨)
担当指導員:
磯野孝雄・三上哲志・中坊陽子
参加者:
大人6名 子ども1名
エコマインド研修生4名 計11名
指導員 21名
(写真・報告 小西博典)
 実りの秋、10月の昭和の森自然観察会のテーマは「たねのふしぎ」です。あいにくの悪天候のため、午前中の指導員研修を兼ねた下見は中止し、公園事務所の会議室で勉強会が開かれました。
 広範囲な調査を基に簡潔に整理された資料、標本を使っての担当指導員による講義を受け、植物の生き残り術−タネを運ぶ工夫やしくみ−について熱心な討議が行われました。
 午後は、折からの雨にもかわらず参加して下さった熱心な7名の参加者の皆さんと一緒に、小雨降る昭和の森を散策しました。「昭和の森の植物は生き残るため、タネを運ぶどんな工夫をしているのか」をじっくりと観察しました。風に運ばれたり、食べられて運ばれたり、くっついて運ばれたり!自然界が創り出した知恵、工夫の偉大さにあらためて感心し感動した雨中の観察会でした。


「たねのふしぎ」について担当指導員の講義を受ける


タネを運ぶ工夫やしくみについて熱心に討議する指導員


イヌシデのタネはどのようにして運ばれるのかな?形をよく観てごらん


この実の形は何に似ているかな? そう、ぼくのこぶしだ!


モミジとカエデはおなじ? 指導員の説明にみなさん納得!


ゴンズイの実の色は赤と黒 きっと鳥さんに良く目立つ色なのでしょう


ほら、ズボンにタネがついている!くっついて運ばれるタネだね


このアカシデの木下に鳥や風がタネを運んで生えた植物がたくさんあります


いろんな工夫をしているタネの標本を前に観察会の振り返り