全国植樹祭お疲れ様でした 掲示板より転載 投稿者 伊藤道男 投稿日5月23日
全国植樹祭、お疲れさまでした。多くの会員の方が、招待者あるいはスタッフとして参加されたようです。
多くの方から感想をお聞きしましたが、式典の内容や運営はさておき、どうも森づくりの目標や管理方針の説明が足りなかったようです。
いまさら説明してもとは思いますが・・・。
かずさ植樹会場は、サッカー場予定地だった造成地に、29種類の自生樹を用いて一からの森づくりにトライしました。芝生周りはコナラ、クヌギ、ヤマザクラなど中心の明るい雑木林、その奥はスダジイ、カシ類を組み合わせた照葉樹林とし、一部はケヤキ、シラカシの屋敷林の構成種の組み合わせとしました。
一方、清和植樹会場は、ヒノキ人工林の混交林への誘導を目標とし、やはり20種あまりの自生樹を、ヒノキ林の下に植え込みました。
いずれの自生樹も、房総の山中で種子を採取し、種子から育てたものです。その一部は、苗木のホームステイとして、家庭や学校で1年余りあずかってもらいました。
ただ、両会場とも小面積で多くの参加者を受け入れたため、本数が多すぎたようで、多くの方から
管理はどうするのかと聞かれました。具体的な案は公表されていませんが、いずれにしても、多くの方の気持ちいて応える形になると思います。
簡単のペーパーでいいので、もうちょっと森づくりのコンセプトや管理について言及する資料があればよかったと思いました。
両会場とも、行きやすい場所ですので、今後とも通りすがりにでもちょっと足を止めて観察してください。多くの種類の木を植えただけでは、多様性のある森ができるわけではありません。
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