第60回東葛しぜん観察会
利根運河を訪ねて「緑の風に誘われて」
日 時 2010年5月9日(日)9:30~14:00 天候:曇り
場 所 利根運河~理窓会記念自然公園
参加者 一般49名 指導員16名 合計65名
担当指導員 大木陽子、片岡真智子、木村将夫
写 真 三嶋秀恒
  利根川と江戸川を結ぶ全長約8.5kmの人工の運河で、120年前の明治23年に完成。水運の役割を終え、現在は沿岸の野田、柏、流山市民の憩いスペースで、今の季節は土手にたくさんの野草が咲き、冬は多くの野鳥が飛来するところです。ここには希少種約30種類を含む500種を超える多様な植物が生育しています。今回は「似ている植物の見分け方、みんなで一緒に挑戦しよう」というテーマで、担当指導員は案内のシナリオづくりに工夫を凝らして楽しい観察会に努めました。
写 真 集

01 運河の土手には花がいっぱい、ハルガヤ(イネ科)は乾燥すると良い香りです。

02 ヤセウツボの花を虫メガネで観察、これは外来種の寄生植物で、
マメ科のツメクサに寄生しています。

03 オヘビイチゴ(バラ科)を観察、実は褐色で赤くならないの。

04 マメ科のカラスノエンドウとスズメノエンドウとカスマグサの見分け方や特徴を知りました。

05 メタセコイヤの木陰で休憩、タンポポの茎で笛の遊びもやってみました。

06 道端にはアカバナユウゲショウが咲いて~、図鑑で解説を確認。

07 マムシグサを良く観て、今は♂ですね。

08 セリバヒエンソウやチゴユリの説明、ホウチャクソウ・アマドコロ・ナルコユリもありました。

09 キンランがたくさん観られ、ササバギンラン・ギンランも咲いていましたよ。

10 運河の河原でキジが鳴き~、これは♂でした。