第211回昭和の森自然観察会
木と草の百面相を探そう
開 催 2009年7月12日(日)  天気:曇り風涼し
参加者 9名(子ども2名 大人7名) 指導員21名
担当指導員 金枝孝禎 栗山忠俊 高井昭夫
写真・報告 武田宏子(千葉市)
 昭和の森の木々をこんなにじっくり見つめたことがあったでしょうか。人の都合で枝を切られたあとが創造力を働かせると色々な顔に見えること。草や小枝の切り口や葉を剥がした痕を虫眼鏡でじっくり観察すると、斑点のように見える維管束の痕が色々な模様や顔をつくっていることがわかりました。ニーニーゼミの羽化に偶然にも遭遇。観察会をしているとたくさんの感動に出会えます。
写 真 集

01 今日は 木と草の色々な顔を探してみましょう。見方を変えるといろいろに見えるよ。

02 アオキの枝の切り口は何に見えるかな? 虫眼鏡で真剣に観察。

03 赤インクを吸い上げているところが丸い点々に見えるね。
これは、維管束といって水や養分が通る管のあとです。

04 葉をはがしたあと(葉痕)には目が二つ、口が一つあって、顔のように見えるよ。
これは維管束痕と言ってその斑点の数や並び方が木によって違うので、色々な顔に見えます。

05 ここに面白い木があるよ。ここは「『ゾウ』に見えるね。私は『馬』に見えるけど… 
どうしてこのようになったのかな?

06 下からも見上げてみよう。見る方向や角度によっていろいろな顔に見えるね。

07 モクセイの葉のつけねは、リスやウサギの顔に見えておもしろい。目や口が維管束の痕です。

08 ここはリュウに見えませんか?木は枝を切られると、長い年月を掛けて修復し、
そこが色々な顔に見えるね。

09 うゎーすごい。コケだらけだ。シラカシの木の幹には地衣類によって
いろいろな模様ができている。ミッキーがいるよ。ミニーマウスも

10 こんな形の木を『あがりこ仕立て』と言います。

11 みんなで振り返り。ぼくこんなにメモしたよ。
草や木にいろいろな顔があっておもしろかったです。