第208回昭和の森自然観察会
「ふるさとの花々」―命をつなぐ里山の春―
開 催 2009年4月12日(日)  天気:晴れ
参加者 子ども4名 大人20名 指導員25名 合計49名
担当指導員 小川洋子 福田洋 盛一昭代
写真・報告 武田宏子(千葉市)
 桜花爛漫。暖かい春の日差しに恵まれた午後、昭和の森に残された貴重な自然を満喫しました。「氷河期の忘れもの」といわれるカタクリやカントウカンアオイなど、指導員の説明で深く知ることにより、そこに生息している植物がより美しく、いとおしく感じられました。今回、初参加の方も多く、日頃、一人で見ていると、わからなかった草木のいろいろなことがわかって、とても楽しかったという感想をいただきました。かわいい子どもたちの草花に寄せる関心が強く、心和む観察会となりました。
写 真 集

01 昭和の森の自然の中で、春のいぶきを感じましょう。
今日はどんな花が見られるか、楽しみですね。

02 クロモジの花を虫眼鏡で 熱心に観察。「これは、雄株だ!!」

03 この白い花はツルカノコソウ。この長いつるで増えていきます。

04 「これは、ヘビイチゴ」黄色いお花がかわいいね。

05 土地開発により潰されることになったカタクリやイカリソウを土ごと移植したところです。

06 カタクリ自生地。早春に花を咲かせ、今は、春の光を一心に浴びている。

07 山笑う。春の雑木林の芽ぶきの色はあわい緑色のグラデーション。心が躍ります。

08 カントウタンポポのじゅうたん。スミレやカスマグサなどの花も見られます。

09 在来種のオドリコソウの群落。外来種のヒメオドリコソウより、葉も花も大ぶりである。

10 赤いモミジの花。プロペラのような実を見つけて、感激の声を上げる参加者