研修会「赤谷自然観察会」
~生物多様性の復元・赤谷プロジェクトの取組~
開 催 2010年10月29日(金)~30日(土)1泊2日
場 所 フィールド 赤谷の森(国有林)
講義 赤谷森林環境保全ふれあいセンター いきものの村
宿泊・講義 千葉市高原千葉村 市民ロッジ
講 師 鈴木綾子氏(林野庁赤谷森林環境保全ふれあいセンター所長)
出島誠一氏(日本自然保護協会 保護プロジェクト部)
小鮒 守氏(アカヤサポーター NACS-J自然観察指導員)
長浜陽介氏(赤谷プロジェクト地域協議会 NACS-J自然観察指導員)
参加者 自然観察ちば会員23名 担当指導員:小西博典・前田佳胤
報 告 小西博典
写 真 小林義和・佐藤一枝
   COP10が名古屋市で開催される生物多様性の年に赤谷の森を訪れ、「生物多様性の復元・ 赤谷プロジェクトの取り組み」についての研修会を1泊2日で開催した。「赤谷プロジェクト」について知識としては認識していたが、今回初めて赤谷の森に行き、自らの目で現地を見学し、自然主体の森林生態系管理活動の一端を体験しその認識を深めることが出来た。地元住民で組織された「赤谷プロジェクト地域協議会」と「日本自然保護協会」及び「関東森林管理局」3者による官民協働の森林生態系管理活動が「赤谷プロジェクト」として、長期的視野にたった息の長い活動を推進している姿に大いに感銘を受けた。人間は自然の一部であることを認識し、畏敬の念を持って自然に接し、人間主体の活動ではなく自然主体の活動が自然保護・生物多様性の保全にいかに大切であるかを改めて認識した研修会であった。
<日程>第1日目:いきものの村(赤谷プロジェクトの概要についての講義)~三国トンネル入口
          (群馬側)~旧三国街道散策(赤谷の森自然観察&各種調査現場見学)~三国トンネル
          (新潟側)~千葉市高原千葉村
            第2日目:高原千葉村~小出俣地区(赤谷の森自然観察会&人工林を自然林に回復させる為の
            試験地見学)~高原千葉村(赤谷の自然についての講義)
写 真 集

01  赤谷への車中で研修会日程などの説明をする

02  鈴木所長より赤谷プロジェクト概要の説明を受ける

03  急な山道を登り赤谷の森へ

04  赤谷の森の黄葉を背景に本研修会参加者の皆さん

05  NACS-J出島氏より赤谷の森での各種調査及び調査結果の説明を受ける

06  赤谷の森の木の上に作られた熊棚(左)幹には生々しい爪跡が!(右上)、

                   木の下には熊の排泄物が(右下)

07  赤谷の森の自然についての説明を受ける

08  2日目の雨中での自然観察会

09  赤谷の森の紅葉とせせらぎが心を癒し美人の湯の温泉で疲れを取り心身共に
リフレッシュした研修会でした。