筑波山の自然研究路
春の植物観察
開 催 2010年4月25日(日) 天気:快晴
場 所 筑波山自然研究路 女体山 筑波山神社
講 師 田中ひとみ氏(つくば環境フォーラム代表・自然公園指導員)
担当指導員 :盛一昭代
参加者 :指導員23名
写真・報告 晝間初枝(四街道市)
  ヤマザクラと新緑の木々が織りなす、まさに「山笑う」春の筑波山へ。雲一つない快晴、絶好の観察会日和となりました。自力登山組とケーブルカー組に分かれて海抜800mの山頂駅へ向かいました。途中、スダジイなどの常緑樹林から、モミ・アカガシの林、山頂付近のブナ林へと標高による樹種の違いを観ることができました。男体山頂付近を周遊する自然研究路は、カタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲなどの春植物、ハルトラノオ、ユリワサビ、トウゴクサバノオ、ヒナワチガイソウや数種のスミレなどが咲いて、筑波山の春を満喫させてくれました。斜面に見られたイノシシが踏み荒らした痕跡からは、様々な問題が見え隠れするようでした。楽しみにしていた新種の「ヤマトグサ」は、花期がまだ先のようで、みたい植物のリストに加えられたことと思います。
写 真 集

01  カタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲなどが咲く自然研究路

02  スタッフの野村さんの説明を聞く参加者

03  筑波山の植物には、ツクバを冠とするものも多いですよ

04  筑波山の成り立ち、植生について説明する講師の田中ひとみさん

05  自然保護への思いを込めた田中さんの話に聞き入る参加者

06  草丈10センチ足らずの「ヤマトグサ」、かがんでルーペで観察

07  新種発見、花の咲き方がユニークな「ヤマトグサ」は蕾で残念!

08  ブナ、イヌブナどっちかな。葉脈は? さわった感じは?

09  ブナの芽吹きを観察。花の当たり年か? 毛状の鱗片に包まれた花

10  春の筑波山を満喫!この後、徒歩組とロープウエー組に分かれて下山