2010年度総会 特別企画
県立中央博物館バックヤードツアー・生態園ツアー
開催日 2010年2月11日(木)9:30~11:30
場 所 千葉県立中央博物館・生態園
参加者 バックヤードツアー 30名 生態園ツアー 39名
写真報告 武田宏子(千葉市)
  普段はなかなか見ることのできない中央博物館の1階部分にある収蔵庫。見学できる人数に限りがあり今回は抽選になりました。30名が2グループに別れ、それぞれ地学と動物の収蔵庫に入りました。地学の収蔵庫は加藤久佳氏、動物(昆虫)の収蔵庫は斉藤明子氏の案内です。それぞれに採集した標本や資料を動かぬ事実として100年200年…と未来につなげていくための調査研究・整理・保存・収納の仕方を説明してくれました。千葉県はもとより、国際的な立場に立った収集物も数多くありました。開発や時代の進展の中で、貴重な資料を収集し整理、保存していくという専門性の高い研究の一端に触れることができました。この後、10名は植物の収納庫に残り、40名は原氏、大野氏の案内で生態園をめぐりました。
写 真 集

01  地層の剥ぎとり標本。約10~20万年前の地層に見られる液状化による噴砂現象。

02  たくさんの鉱物標本が…アンモナイトやカリフォルニアの自然金にどよめきが…

03  8000年前の幕張の海の化石、貝化石やカニ化石を含むノジュールを手に取ってみる。

04  採集した昆虫の標本作りを熱っぽく語る斉藤氏。器用な人でなければできない細かい仕事!!

05  名前を調べ、ラベルを付け、分類して棚に並べる。気の遠くなるような作業。

06  一つの箱には同じ昆虫が入っている。

07  ヒヨドリバナの標本。A3中性紙(固めの)に貼る。(写真提供:手塚道子氏)

08  「生態園」は生きものの自然の中での暮らしぶり(生態)を展示する野外博物館です。

09  「ここは房総の海岸を再現。ここでは春から秋にかけて海岸植物が咲きます。」

10  舟田池野鳥観察舎にて:池の水をきれいにする取り組みについて話を聞く。