第113回東葛しぜん観察会
新緑の森を歩こう! 船橋県民の森
日 時 2015年5月10日(日)天気:晴れ
場 所 船橋県民の森(船橋市)
参加者 16名 指導員20名+協議会から1名
担当指導員 新堀・守永・小島
報 告 三嶋秀恒(松戸市)
  県民の森は約15ha、船橋市の運動広場などを合せると2倍の広さです。1.1㎞のセラピーコースが設定されており、森歩きを楽しめます。雑木林の各所で、キンラン・ギンラン・
チゴユリなどの野草が観られ、ウグイス・シジュウカラ・コゲラなどが樹間を飛び交い、
鳴き声を楽しめます。
写 真 集

01  広場にあるトチノキ(栃ノ木)に大きな倒円錐形の花(白~薄い紅色)が咲いて、
これは落葉広葉樹で、近縁種にセイヨウトチノキ(マロニエ)が知られています。

02  ホウチャクソウを見つけて、シラカシの実生やウグイスカグラなども観察

03  この森にはセラピーコースがある癒しの森で、健康増進に役立ちますよ!

04  ヤブコウジ:常緑小低木で冬に赤い実をつけるので、別名「十両」と呼ばれており、
樹高は10~20cmくらいで、土中に地下茎を発達させ、所々から地上茎を出す木本です。

05  キンラン・ギンラン・ササバギンラン・ホウチャクソウ・チゴユリなどが
たくさん見られる森ですが、少し来るのが早ければ良かったですね。

06  ツル植物のアカネで、他の植物に引っかかるように、あるいは地面を覆って生育。
これは草木染(茜染)に使われます。

07  フタリシズカを観察、暗い場所に生育し、茎の先に2本の穂状花序を出して、
間もなく小さな白い花が見られます。

08  コナラの赤ちゃんを掘り出して、ドングリのどこから芽が伸びて、根が出るのか?
を実地に観察調査⇒よく分りました!

09  トチノキの花・キンラン・ギンラン・ササバギンラン、キンランが生育するには、
コナラと菌根菌が揃っている環境が必要なのです。

10  ヤブコウジ・ニリンソウ・タツナミソウ・ジュウニヒトエなどが観られました。