第278回 昭和の森自然観察会
春を待つ
日 時 2015年2月15日(日)13:00~15:00
参加者 大人14名、子ども2名、J.COM 1名、指導員14名 計31名
担当指導員 奥村昭 佐藤一枝
報 告 武田宏子(千葉市)
立春を過ぎたのに、風はまだまだ冷たく、参加者が少ないのではないかと心配しましたが、昭和の森太陽の広場や芝生には日差しが暖かく照り、春一番と咲きだしたオオイヌノフグリやホトケノザ、紅梅や白梅の馥郁たる香りに、小さな春の兆しを感じました。参加された皆さんとてもお元気で、熱心に草木の春を待つ準備を楽しみました。
写 真 集

01  担当者から説明です。今日は、春を待つ植物の準備を見てみましょう。

02  コナラのドングリの芽は、まだ固い。鱗のようなものを重ね着しているようだ。

"

03  ニセアカシアの芽は左右に鋭いとげがあり、葉痕の割れ目の中に冬芽が隠れているよ。
小学2年生は真剣です。

04  カシワの芽はやっぱり大きいね。芽には稜があり、厚着タイプだ。

05  裸で元気なアジサイの芽(裸芽)。葉痕がサンタクロースのようでかわいい。

06  コブシやハクモクレンの花芽は毛皮のコートをまとっているよ。ふわふわで温かい。

07  トチノキの芽は防水加工。大きくてべたべたしているよ。蜜のようなのに甘くない。

08  あの大きな木はユリノキ(ハンテンボク)。冬芽はアヒルの嘴のようで、革ジャンを着ているよう。

09  チャンチン、かわいい葉痕。中の点々は維管束痕。
花をつけたカントウタンポポ。葉に覆われた(ロゼット)地面は暖かい。

10  寒さも忘れ楽しく、勉強になった。また参加したい。感想を共有します。